Opera Van JKT48

ラマダンの最中、この木曜日に行われたイベントはいつもとは趣が大きく異なっていた。これはコメディドラマ仕立てで、メンバーは自分たちが出演したこともある人気コメディ番組を文字って、これを“Opera Van JKT48″と名付けた。メンバーの才能の違う側面を窺い知ることが出来る稀なチャンスとして何を置いても観る価値があると思う。
f(X)に着いたのは6時頃で、急いで4階へ向った。友人の公式ファンクラブカードのご威光は僕には届かず、改めて空席待ちの列に望みを繋ぐことになった。どういうわけか列は大して混んでいなかった。たぶん会員限定告知だったことや平日開催だったことが理由だと思う。そんなこともあって、列に並んだ全員が今日の公演のチケットをゲットすることとなった。
僕のビンゴナンバーは10番で、“JKT48 The Drama”と書いたシールが貼ってあった。さらに、今日の観客の全員にパジャマドライブ・リバイバル公演の投票用紙が無料で配られた(本来はSNSで投票する)。チケット入手後、同じ公演を観に来ていた友達のpitraやanakdekanと5階のカフェで落ち合った。
開演は8時の予定だったが、定刻を過ぎてもまだビンゴ・ルーレットは始まらない。おかげで、心配していた通り終演時間はえらく遅くなった。ビンゴがようやく始まり、僕が呼ばれたのは最後から三番目。でも怪我の功名で、僕が座った後ろから3列目の席は通路側だったので、ステージ全体がしっかり見渡せたのだ。いよいよ開演。影アナは無しでオーバーチュアが突然始まる。そして・・・
なんとサプライズ!ケバヤに身を包んだセンディが独りで舞台に登場、本当に可愛らしい。推しメンじゃないんだけど、僕はもう馬鹿みたいにニヤけてしまった。でもケバヤを着たセンディはほんとに可愛いくてヘアスタイルもすごく似合っていた。運営チームがそのうちケバヤやバティックをイメージした制服を作ってくれることを皆で期待しよう。
そしてセンディが、今日の自分はこのドラマのDalang(進行役)でありプロデューサーであり、マネジャーでありそしてPesinden(歌手)でもあると述べた。(ジャワの伝統演劇で言うDalangは今風に言うならディレクターのことだが、もっと役割は広くて舞台で役者と色々絡んだりするのが通例。Pesindenは歌手のことで、役者の演技に合わせて独特の歌唱法で歌う、伝統演劇には無くてはならないもの)
公演は2部に分かれていてそれぞれ違うメンバーが演じる。最初の演目はBawang Putih dan Bawang Merah(ニンニクと玉葱)という有名なインドネシア民話だ。お話の中身は、意地悪な継母とその娘Bawang Merahと暮らす、Bawang Putihという心優しい少女の物語である。センディが順に登場人物を紹介していく。まず最初は主人公のBawang Putihを演じるフィア。袖がちぎれた粗末な服を着ている。続いて意地悪な継母の役がソニャ。黒いドレスに身を包んでいたんだけれど、そのぽちゃっとした姿はもう抱きしめたいくらい。そして次は「アイドルなんて呼ばないで」のピンクの衣裳を着たBawang Merah役のフェイだ。ハリケーンフェイ!もう可愛いなんてもんじゃない。最後は邪悪で暗いムードを醸し出す年老いた魔女役のディアスタ。ヘアスタイルもばっちりだ。
台本があってちゃんと稽古したのか、はたまたアドリブだったのか分からないが、僕はもう手元のコミックブックで頭をペタペタ叩いて大笑いを続けた。それほど今夜の彼女たちは面白かったのだ
先を続けよう。このお話では、継母とその娘にいじめられている少女Bawang Putihが、川に洗濯にいくよう命じられる。その時、速い流れに洗濯物のひとつを流されてしまう(センディが川の流れを演じた)。継母に叱られることを恐れた彼女は探しに行くが、年寄りの魔女がすでに拾っていてもう自分のものだと主張する。Bawang Putihは、取り戻すのと引き換えに魔女の家事(詰まったトイレの掃除や屋根の修理など)を手伝うことを承知する。彼女の一所懸命さに感じ入った魔女は、彼女に贈り物をあげるからひとつ選べと言う。ひとつは豪華な箱(チャリティ・イベントでも使っていたやつ)ともうひとつはビニール袋。
このお話の教訓に則り、Bawang Putihは当然ビニール袋を選ぶ。するとそこには美しい服が入っていた(センディ曰く、友達から借りてきたとのことXD)いつまでたっても帰って来ない彼女に腹を立てていた継母は、その服を取り上げる。そしてお話の教訓通り、強欲な継母は自分の娘Bawang Merahにも、Bawang Putihがやったことを再現するように言い、Bawang Merahはいかにも自分の服が流されたような演技をした(この時観客の半分は、ハリケーンフェイの演技に自分のハートも一緒に流されていったと感じたことだろう)。そして年寄りの魔女は、Bawang Merah が子供を甘やかしたり、家事もろくすっぽしなかったのに、Bawang Putihにしたのと同じことをしてやるのだが、Bawang Merahが欲しいのは贈り物だけということを知っている魔女は、Bawang Merahには前に残った贈り物を与える。そうだ、豪華な箱のほうだ。実はその箱に入っていたのは継母への呪いで、魔女は、継母がBawang Putihにしてきた数々の悪行を悔い謝罪することを条件に呪いを解いてやる。そしてめでたしめでたしで幕となった。
幕間で、観客がセンディにダンドットを歌って欲しいとねだった。みんなが聴きたかったのはKereta Malam(夜汽車)。でも流れて来たのは“コーヒー・ダンドット”だったが、センディは観客に一緒にダンドットを踊って欲しいと言って歌った。
2つ目の出し物は“Malin Kundangで、都会で成功して村に戻った男が、罰当たりにも自分の年老いた母親を母と認めなかった、という民話を下敷きにしている。結局、母親は彼に呪いをかけて石にしてしまうのだ。もちろん今夜は誰もほんとに石にはならなかったけどね。今夜の舞台では、リカが都会へ出て“JKT89”に入ってアイドルになりたい田舎娘メリンダを演じた。ロナがメリンダの年老いた母親役で、下の写真を見て欲しいけれど、もうすっかり役になり切っていたね。デナはアイドル志望仲間でいけすかない女。そしてウティとカリーンがメリンダの子供時代の友達を演じた。
この演目の紹介がそっけなくてごめん。先のフェイとソニャのコンビが僕のハートを消耗させてしまったんだXD。でももうちょっと紹介しておこう。
アイドルとして有名になりたいメリンダは、しつこく母親にジャカルタに行かせてくれとせがんでいたが叶わなかった。ついに彼女は母の許し無しでジャカルタに出ることを決意する。嘆き悲しむメリンダの母を、メリンダの子供時代の友達が慰める。ジャカルタで、メリンダはやはりアイドル志望のデナと出会い一緒に“JKT89”のオーディションを受け合格、人気者への道を歩み始める。やがてミランダの生まれ故郷でコンサートが開かれることになり、ミランダの母は娘と仲直りしようとするが、ミランダはもう自分の母親とは認めないと言い放ち、怒った母親はメリンダを石像にしてしまうのだった。
演目が終ると、センディが出演者全員を舞台に呼んで今夜の感想を尋ねた。その後、観客から3人を選び前に呼んで、ちょっとしたお遊び。フェイとデナとセンディが演じるジェスチャーをそれぞれ真似るもので、3人はTシャツと、それになんと好きなメンバーからの投げキッスをもらったのだ>.<。そして、ハイタッチ・セッションで今夜のイベントはお開きとなった。僕はこの手のイベントを今後もどんどん開催して欲しいと思う。これは歌やダンス以外の才能をメンバーが発揮するのを垣間見られる絶好の機会だ。
下に何枚か当日の写真を載せておこう。
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Few pictures from the Comedy Drama event
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Image taken from the pictures the members uploaded and then reuploaded by ReuploadJKT48 Twitter account.
Japanese Translation by Tokyo Pop
Thanks for report
And Veranda looks so
you should’ve seen her when she says “aww..haanyuuuut~~”
It seems like they managed to perform it well… I guess OVJ did give ’em a little inspiration, eh?
Anyway, great report!
I think it’s a good thing that they perform something different from the usual 48 stuff. While they are still lacking in variety programs like their Japanese sisters, they have the chances to explore their talents beyond the usual singing, dancing and public speaking. I wonder if JKT48 theatre will adopt such format in the future in addition to the usual set lists.
Dalang = puppet master
Pesinden = lead singer for background music in a wayang/indonesian puppet show
ah, yes. thank you. I guess, I’ve watched too much OVJ :))
Rona’s make up is great, she really looks like an old woman
And for Ve, I can’t imagine she becomes “Bawang Merah”, her appearances looks more suited to be a protagonist..
Anyway, great improvement for the girls, I think we need more performances like this in the future
if I’m not biased, I would say Rona’s performance are on par with Ve’s both made the act really lively
Though I couldn’t watch the show, it’s actually awesome that JKT48 could adopt OVJ on their theatre show. Hope they make more performance in the future. Ganbare JKT48!